Photoshop(フォトショップ) CG講座


 

背景の作り方

 
えっと、まずお詫びです。
この背景の作り方を説明する画像を制作中に、間違ってオリジナルのPSDデータ、主要なレイヤーを合成した状態で上書き保存してしまったので、不透明度の細かい%の値を調べられなくなってしまいました。というわけで、適当にやってください(汗

また、元のデータを50%に縮小してありますので、細部があまり明確ではなくなってしまいました。
これはファイルサイズを抑えるためですので、ご了承ください。


ここで説明している方法は、Photoshopをある程度理解している方をターゲットとしています。レイヤーってなに?どうやって作るの?という状態の方は、理解できないと思いますので、マニュアルを読んで勉強してください(^^;
レイヤーをある程度扱えて、不透明度の設定や、レイヤーの合成モード変更(乗算、オーバーレイ、スクリーンなど)を理解できる方を対象にしています。

また、Kai's Power Toolsのグラディエーションデザイナーを使用しています。バージョンは2,3いずれでも構いません。
これは市販のPlugInフィルタでして、2万円ちょっとで店に並んでいます。とても使えるフィルタですので、Photoshopを極めたい(笑)方は是非ともGETしましょう!


1.後ろの葉っぱ

というわけで、まず背景の処理です。

下の写真ですが、これが今回使った素材です。こういった素材は素材集を買うと良いでしょう。インターネットの普及で様々な素材集が出てますので、手頃なのを買ってみると良いかと思います。
解像度ですが、640×480ドット程度ではちょっと小さいでしょう。わたしの場合横1000ドットくらいで背景を入れますので、最低でもこれ以上の解像度をもったデータでないと厳しいです。

お勧めは3000ドットクラスの解像度を持ったDTP向けのデータです。扱うにはメモリが大量に必要となりますがクオリティーが高いので、いろいろといじっても大丈夫です。


元になった素材

このままですと、いかにも素材そのまんま〜、という気がしますので、フィルタで加工します。
単純にガウスぼかしで1ピクセル程度ぼかしてもいいのですが、それではあまりにも芸がないので(笑)、ちょっといろいろと手を加えてみることにします。

まず、このレイヤーを3枚に複製します。

複製した一番上の画像に、ピクセレートから水晶を選びます。どのくらいの数値を入れたか忘れましたが、確か5くらいだったと記憶しています。フィルタを実行すると、以下のようになるはずです。


ピクセレート→水晶

このレイヤーの不透明度を50%程度にします。

次に、先ほど複製した2枚目のレイヤーを選択します。このレイヤーにはぼかしからガウスぼかしを選択して、2ピクセル程度ぼかします。すると、下のようになるはずです。


ぼかし→ガウスぼかし

このレイヤーも、同様に50%程度の不透明度に変更します。

フィルタで加工していないレイヤー、水晶フィルタで加工したレイヤー、ガウスぼかしで加工したレイヤーの3枚を合成すると以下のようになると思います。なにも手を加えていないときに比べて、全体的にふんわりした雰囲気になっているのがおわかりでしょうか?

水晶フィルタは使わなくてもいいのですが、今回は結構葉っぱの輪郭がつよかったので、それを弱くするために水晶フィルタを使用しました。
ガウスぼかしをあまり大きな数値で実行すると、輪郭がもっとぼやけてしまって思った通りの効果が出ません。輪郭がちょっとぼける、程度の感じで実行すると良いかと思います。


合成した背景


2.巫女さん(^^)

次に、巫女さんです。背景がちょっとピントがずれた写真というか、ソフトフィルタをつけて撮った写真のようになっているので、巫女さんも輪郭をぼかしてみます。
方法としては上とおなじで、ガウスぼかしで輪郭を柔らかくします。今回は水晶フィルタは使いません(笑

注意すべき事は、あまり輪郭をぼかしすぎない、つまり、上に載せるガウスぼかしでぼかしたレイヤーの不透明度をあまり多くしすぎない、ということです。30%程度にしておいた方が良いかと思います。50%を越えると、かなり輪郭がぼやけて不自然になってしまうことが多いみたいです。

下のCGは、巫女さんだけのレイヤーです。これは人物の描き方で説明した方法と同じ手順で作成しています。ただ、最近ではスキャナは使わず、すべてタブレットのみで描いています。


巫女さん そのまんま

輪郭線がはっきりしていますよね。そこで、ガウスぼかしで輪郭線をちょっとぼかしてみます。

まず、このレイヤーを複製します。次に、ガウスぼかしで2ピクセル程度ぼかしてください。どれくらいの数値でぼかしたのか既に忘れていますので、2ピクセルじゃないかもしれません。この辺は実際にみて、確認してください(汗


ガウスぼかし巫女さん

これがガウスぼかしでぼかした巫女さんです。不透明度は確か30%程度だったと思います(^^;

このまま合成してもいいのですが、わたしは白いCGが大好きなので、背景を入れる祭にハイライトを強くしています。この方法はあまりにも簡単なので、詳しく説明するとどなたでも出来ちゃうんです。というわけで、簡単にだけ説明します(^^;;;
Photoshopをある程度つかっている方なら一発で解ると思うのですが・・・・

実際にどうやるかは、それぞれ実験してみてくださいね〜(^^)


ハイライト部

これが、ハイライトになります。

ヒントを描いておきますと、白い部分を領域選択して、10ピクセル程度ぼかしたものに、明るいグレーで着色したものです。これを、スクリーンモード、透明度40%程度で合成するわけです。エアブラシで着色していたら大変ですよ〜(^^;

白く塗りつぶして不透明度を下げてもいいのですが、それだと色がちょっと不自然になってしまう箇所があるため、わざとグレーで塗りつぶしてスクリーン合成、という方法を取っています。これですと下の色がある程度残るんです。

この程度の方法、べつに隠しておくこともないのですが、やっぱり一つくらい業界秘密(笑)、ってのがあってもいいかな〜ってことであえて詳しくは説明いたしません。
これくらいの事しか秘密に出来る技術がないのか、って言われたらそれまでなのですが(汗

ということでハイライトを入れたレイヤーも合成すると、下のようになります。全体的に線が柔らかくなっているのが解るでしょうか?
髪の毛のハイライト部などが輝いているというか、ほわーってしていると思います。この効果は上の方法で行ったものです。


巫女さん合成


3.光とか

光っていっても、レイアースのキャラクタじゃないです(って、つまらないですね)。
単に合成するのではつまらないので、光を入れてみよう、ってことです(誰も勘違いする人いませんよね)。
主題歌のAll You Need Is Love、いい曲ですよね〜(全然関係ないですね)。

この作業にはKai's Power Toolsを使っています。ちょっと難しいので、頑張って理解してください(^^)
これくらい楽勝〜って方は、もっと楽な方法がありましたら教えてくださると嬉しいです。

まず、新規レイヤーを作成し、パレットを白にして、グラデーションツールで左上から右下にかけてグラデーションを作成します。この際に、グラデーションツールのオプションで「描画色から透明へ」となっているのを確認してください。
グラデーションが出来たら、KPTのグラディエントデザイナーを選びます。

画面は Kai's power Tools 3.0 英語版のグラディエントデザイナーのコンソールです。


KPT3.0コンソール

グラディエントデザイナーで上のようなパターンを作成してください。放射状スィープ、鋸型A→B、右にゆがむ、繰り返しは4回です。これで実行します。

実行すると、左上に光が収束している感じになると思います。これですとちょっと不自然なので、[ctrl]+[a]ですべてを選択して、左上に20ピクセル程度移動します。すると、次のようになると思います。


これをスクリーンモードにして、不透明度は60%程度にします。

次に、フレア処理(でいいのかな?)をします。上からだけではちょっとものたりないので、光の筋を追加します。

パス機能を使って、左上から右下に向いた細長い三角形を作ります。上の方法で作った光と向きを揃えるのを忘れないようにしてください。
作成が終わったら、パスを選択領域にして、新規レイヤーを作ります。レイヤーを作ったら、グラデーションツールで右下から左上に向けて実行します。このとき「描画色から透明へ」とオプションが設定されていることを確認してください。

着色したら選択領域を解除、ぼかし→放射状を選択します。中心を左上に持ってきて、種類をズームに、品質は標準で構いません。量のスライダを30程度に設定して実行します。すると以下のようになります。

#解りやすくなるように、下に黒のレイヤーを入れて表示してあります。


陽の光

あとは、逆光フィルタです。この方法はWoody-RINNさんが紹介してくださっている方法そのまんまです(^^;

逆光フィルタは簡単にいろいろな効果を出せるのですが、反面、フィルタの効果が全面に出てしまって、描いたCGよりもフィルタの効果の方が勝ってしまう場合があります。ですので、強力なフィルタの使用はさりげなくというか、あまりきつくならないようにする必要があるかと思います。

合成した画像に直接逆光フィルタを使ってもいいのですが、ここではグレーのレイヤーに逆光フィルタを使って、ソフトライトで合成しています。グレーをR:G:B=128:128:128程度にしておくと、ソフトフィルタで合成しても他の部分には影響が出ません。
ですので、最初にこのグレーで塗りつぶして、逆光フィルタを実行、ソフトライトで合成します。


逆光フィルタ

RINNさんの説明文章にもあるとおり、Photoshopのフィルタと言えば逆光フィルタというくらい(本当かな?)、いろいろ使えるフィルタです。どうしても使いたくなってしまうんですよね、これ(^^;
毎回同じフィルタを使っていると面白みが無くなってしまうので、極力使わないようにしようとは思っているのですが・・・・

最後に、枠を入れます。これもスクリーンで重ねています。
明るめのグレーで枠を引いて、塗りつぶして、スクリーンにしておしまい(^^;


これですべての作業がおしまいです。



 
4.完成です


完成CG

と、以上で完成です。パス機能やプラグインフィルタを使ったり、モードを変更したりとちょっと難しかったかも知れません。ですが、これらの機能を知っているといろいろと応用が利くと思います。エアブラシなどのツールだけを使っているのでは、Photoshopを使うメリットがあまりかもしれません。

わたし自身、そんなにPhotoshopを使いこなしているわけではありませんので、まだまだ試行錯誤のところが多いです。もっといい方法もたくさんあると思います。いろいろと実験してみると、時々使える技を発見することがありますので、いろいろといじってみるのも良いかと思います。

 

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